2006年02月11日

日商2級・3級との関係

【日商3級との関係】
日商3級の範囲は、すべて税理士試験の簿記論の範囲と重なっています。

税理士試験で、補助簿の記入そのものが問われることは考えにくいですが、もちろん読める(基本的な数字の関係は理解している)必要があります。


【日商2級との関係】
(1)商業簿記
日商2級の範囲でいうと、商業簿記はすべて税理士試験の簿記論の範囲と重なっています。

(2)工業簿記
税理士試験の簿記論の出題範囲が商的工業簿記です。
原価計算は範囲に含まれていません。
そのため製造間接費の配賦や原価計算表の作成、標準原価計算や直接原価計算の知識は必要ないでしょう。
ただし、それ以外の部分は、おおむね必要といってよいでしょう。
建設業などの出題で簡単な共通費の実額配賦が問われることがあるので、標準、直接を除いた二級の工業簿記の範囲は、学習しておいてムダになることはないと思います。
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2006年02月12日

日商1級との関係

【工業簿記・原価計算】
基本的に、工業簿記、原価計算の知識は必要ありません。
範囲としては二級までで充分でしょう(難易度は別ですが)。


【商業簿記・会計学】
(1)全般的傾向
商簿、会計は、理論的な部分を除いて、ほとんど重複しているといってよいと思います。
日商の方が、連結はかなり厚いです。
キャッシュ・フロー計算書などもそうだといってよさそうですが、最近は、税理士講座でも力を入れているようです。
会計学での計算の出題は、簿記論の第3問(実務家作)では、考えにくいものが多いですが、第1問、第2問(学者出題)で出題の可能性がないとはいえないでしょう。

平成18年の例でいうと、

第1問 商業簿記
第2問 会計学の計算
第3問 商業簿記

に傾向的には、近いといってよいでしょう。

(2)量
問題は量です。
これは税理士試験の方がかなり多いです。
日商が出来さえすれば時間内に終えることができる問題量を想定している感じであるのに対して、税理士試験は、そもそも全部ができる項目(であることはないと思いますが)であったとしても、時間内に終わるかのこのボケ(って、失礼しました)という感じではないかと思います。

(3)内容
日商一級の方が手厚い項目としては、連結、CF計算書の他に、総合償却等があります。
逆に税理士試験では、実務に密着した出題も多く、一級では出題されていない帳簿組織、本社工場会計などが手厚いです。
税理士試験だけに税金(特に消費税)の取扱いや税効果会計も手厚いです。
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2006年02月13日

税理士試験「簿記論」と公認会計士試験「簿記」との関係

【出題内容】
出題範囲は、事実上、かなり接近しているといってよいと思います。
一番の違いは、会計士「簿記」では、連結、CFが手厚く、税理士「簿記論」では、第三問でやや実務的な出題がありうる点でしょうか。
税理士試験では、連結、CFは、未出題です。
両項目は、最近では、税理士試験の受験機関もある程度の対策はとっているようですが、重点を置いているとは言い難いといったところでしょうか。

もう一点、税理士試験と会計士試験での財務諸表論の出題の違いが簿記に影響しているといってよいと思います。
税理士試験の財務諸表論(第2問の計算)では、主として商法施行規則に準拠した財務諸表の作成が求められますが、会計士試験では、財務諸表論の出題が理論のみであるため、財務諸表の作成を問うとすれば、簿記しかありません。
税理士試験では、財務諸表の作成は、財務諸表論にまかせておけばよいという面があるので、簿記論で、帳簿がらみの出題も多いというところでしょうか。


【その他】
(1)第三問
税理士試験の簿記論の第三問は、そもそもが完答を目指すという感じではありません。
その量・難易度は、標準そのものが、高レベルといってよいと思います。
この点を事前に知っておかれるべきではないでしょうか。
この点を加味すれば、第三問を深追いすべきではありません。
ただ、逆に配点は、第1問と第2問の合計と同じなのですから、時間配分も同様に近い程度(1時間程度)は、かける必要があると思います。
ここが合否をわけることも少なくありません。
 
(2)実務的な出題
特に第三問で、実務的な出題がみられることがあります。
また、設定が極めて具体的な(細かい)場合もあり、問題を読むこと自体に苦労するという面があります。

(3)税に関する出題
税理士試験ということもありますが、税効果会計や消費税(税抜)についての出題頻度は高いです。
特に総合問題で両者が出題された場合には、ある程度の対策をとっていないとグズグズになってしまう可能性があります。
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2006年02月14日

税理士簿記論と財務諸表論の関係

【出題形式】
税理士試験・簿記論はほとんどが計算問題です(若干の用語を答えさせる問題や理論的な出題があった時もありますが)。
財務諸表論は、理論半分、計算半分という形式です。
財務諸表論の計算(第三問)は、簡単にいえば、財務諸表の表示が厳格になって、注記もしろって感じではないかと思います。
もちろん科目自体が違うのですから同じ計算といっても、様子はかなり違いますが、少なくとも計算項目の学習の入口はおおむね「同じ」といってよいでしょう。
やや理論的に簿記を眺めていると財務諸表論の理論(第1問・第2問)に役立つことは少なくありません。
簿記と財表の並行学習が望まれる理由です。


【計算内容】
簿記論と財務諸表論の第三問での計算の出題は、かなりの程度に共通する部分があります。しかし、財務諸表論では、もちろん帳簿組織、本支店といった部分は出題されにくいでしょう。
また、特殊商品販売などでも、例えば、割賦の戻り商品が出題されるということも考えにくいといってよいと思います。
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